実質の時給が1万円だった座談会

学生時代に隙間時間でお金を稼げるようなものはないかと思い、調べていたところアンケートモニターサイトというものを見つけました。このアンケートモニターサイトでは登録すると登録したメールアドレスにメールが送られてくるようになっており、このメールに乗っているアンケートに回答することで1~100円単位のお金をもらえるという非常にこまごましたものでした。

当然このアルバイト自体は時給が高いものでもなんでもありませんが、隙間時間で出来るということで授業の休み時間などを利用してコツコツやっていると毎月1~3万円程度の収入にはなっていました。

しかし、このアンケートモニターサイトですが、3か月ほど真面目に活動をしていると定期的に「座談会アルバイトの募集」という案内が送られてくるようになりました。この座談会アルバイトというものの内容はさまざまなのですが、例えばお菓子の会社が新製品のお菓子を開発したので、それをみんなで食して、その製品に関しての率直な意見を教えてほしいというものや、女性限定ですが、化粧品の会社が新製品を導入したのでそれを実際に使ってみてほしいというもの、あとは家電メーカーが新開発した肩こりを解消するためのマッサージマシーンを実際に使用して、使用感を調査したいというものなどなどさまざまな座談会モニターが用意されていました。

その中で自分が興味を持ったのはある飲料メーカーが出した、健康にいいとされるたくさんの成分が含まれているお茶を出すのでそのお茶を飲みながら、そのお茶に関しての意見とその飲料メーカーについてのイメージを調査したいという目的で行われる座談会でした。メールでは20~30日くらいの日程が設けられており、その中から参加可能な日を選んだ申し込んだところ当選したので、さっそく参加してみることにしました。

当日の座談会アルバイトの会場としては東京駅の近くにある会議室が設定されていました。その会議室で1時から座談会がスタートして2時間の予定となっており謝礼としては2万円が支払われるというものでした。さすがに座談会アルバイトを募集しているのは一部上場企業の飲料メーカーということでとってある会議室もおしゃれできれいな場所でした。

会場につくと名前と身分証明書の提示を求められ、その後指定された席に着席しました。自分以外にも同じテーブルには5人のメンバーがいて、小学校や中学校などで給食の時は班単位で食事したと思いますが、そのようなイメージで椅子と机が配置されていました。そして、一つのテーブルには一人ずつ社員さんが在籍しており、机の前には今回の座談会の新製品となるお茶が用意されていました。

実際に時間になって座談会がスタートするとまずは自己紹介を同じテーブルの人に対して行うように求められたので自己紹介をします。そして、司会者のような人からアンケートが配られ目の前においてあるペットボトルの飲料を飲んで、思った感想を書くようにといわれました。「甘さ」、「苦さ」、「色味」などさまざまな項目が設けられており5段階評価するようになっていました。さらにはお菓子と一緒に食べた時の印象はどうかなどという項目もあり、単体で飲んだ時とお菓子を食べながらその飲料を飲んだ時でそれぞれのケースで評価をするようにアンケートシートでは求められていました。

結局そのシートを書くので1時間程度かかり、15分の休憩の後今度はそのテーブルのメンバーとメーカーの社員さんでさまざまな意見交換をする場が設けられていました。その飲料メーカーは業界では1番手ではなく、2、3番手くらいだったのですが、同じテーブルにいた定年退職者のおじいちゃんがしきりに1番手のメーカーと比べて何が足りないのかを力説していたのが印象的でした。その後、30分のメーカーへの意見を求められる座談会が終了して最後の15分でメーカーへの印象を書いたアンケートに回答しました。それで解散となり、帰り際に2万円が入った封筒を渡されました。